不倫中のナイスミドルが最近は言いわけばかり言っています

057g_72

私が黙っていると、きまって「キミにすまない」と言うのがログセです。私には彼からお小遣いもらったり、おいしいものをご馳走になるなどのメリットがあるし、また私は自分が何をしているかわかっています。そして悪いこととは思っていません。もともとが背徳の楽しみなのに、なぜミドルって最後はそうヘンに道徳的になるんでしょうか。

〈回答〉「ヘンに道徳的」と書いておいでですが、別に彼は良心の呵責(かしゃく) だとか、あなたへの責任だとかを感じているわけではありません。正確には道徳的になったのではなく、平凡で通俗的になったと称すべきです。浮気相手の耳に女房の悪口やグチを聞かせるなどは男として最低であって、通俗的と言うより低俗的と言うほうが的確かもしれません。では、なぜそうなったのか。じつは、もともとがそういう男だったのです。あなたとの交際の当初は、背伸びをして、せいぜいいい格好を示していたでしょうが、七ヵ月たってメッキがはげ、無気力で弱気でクタピレた男の地金が出てきた。ただそれだけのことです。また、あなたのほうも”ナイスミドル”などという横文字ムードに酔わされていたのです。こんなカタカナ英語は元来、実体に欠けた唯名的なものにすぎません。それなのに、あなたはそれを一人の人物に投影し、偶像を描いていた。ところが最近、幻影であることが見えてきた、というわけです。不倫ではなく結婚相手を探してみてはいかがでしょうか。こちらからあなたの新たな幸せを探してみてください。

出典元:

夫が自殺したので遠慮なく会えると言われて女の恐ろしさを知らされました

057f_72

三十二歳の独身サラリーマン。多くの友人たち(女性を含めて)と点接点で気楽に優雅に独身貴族の生活を謳歌していて、ゴルフ場でその女性F枝(二十九歳)と知り合いました。そこからドラマが始まりました。彼女は独身ということでその夜一線を越え、私に珍しく線接点の交際となりましたが、それも彼女のナゾめいたあやしい魅力のせいだったのでしょう。その彼女から先夜遅く電話があり、夫が自殺したと告げられ、ゴルフ仲間と通夜にちょっと顔を出しました。彼女は私を隅に呼んで「これで遠慮する人もいなくなったわ」とケロリと言うのでした。一瞬私は彼女が”魔物”に見えるほどの恐ろしさを覚えました。私は彼女の魅力に負けて、柄にもなく独身貴族を放棄して彼女との結婚を考えていただけに、たいへんなショックでした。魔性の女とでも言うのでしょうか。といって彼女から離れられない自分に苦しんでいるのですが……。

〈回答〉三十二歳にもなって、女性鑑識眼も未熟なら、人間的成長も遅滞しておいでですね。そんなふうにフワフワ、ウカウカと日々を送るのは、はたち代で卒業していなければなりません。いくら寿命が延び、人生八十年時代になったとはいえ、極楽トンボでありすぎます。せっかくの”独身貴族”なのですから、退社後、何かを勉強するとか、エキスパートを目ざすとか、新たな資格を狸得するとか、広い意味の教養を培うとか、有意義に使うよう、お勧めします。「気楽に優雅に謳歌」と書いておいでですが、現状は、「軽薄に無計画に挽か歌」を奏しているだけです。この事実を痛烈に自覚してください。”魔もの”に見えた、魔性の女だ、とのこと。新たな出会いで心身共に鍛え、支えてくれる相手を探すのも一つの方法です。

出典元: